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令和5年11月23日(木曜日・祝日)宮城県庁2階講堂において、「令和5年度津波防災シンポジウム」を開催しました。県では平成18年度から津波防災意識の向上を目的として、当シンポジウムを開催しており、今年で14回目となります。
東日本大震災以降は、シンポジウムを通じて津波防災と津波災害伝承、伝承継続の重要性について理解を深めてきましたが、今年は、今後発生が想定されている、日本海溝・千島海溝型地震に関連し、「切迫する海溝型地震に備える~震災の教訓を活かした津波防災~」をテーマに、今後の津波に備えるための取り組むべき課題や連携を考えるという内容でした。
当日は、135名の方々にご参加いただき、これからの津波防災について、一緒に考える機会となりました。
県としては、今後とも、このようなシンポジウムを開催し、たくさんの方々に知っていただき、地域における津波防災意識の向上や東日本大震災の伝承継続を図ってまいります。
基調講演では、「津波伝承と次への備え~東日本大震災等の教訓を活かして~」と題し、東北大学災害科学国際研究所の今村文彦教授にご講演いただきました。東北太平洋側での地震および津波の発生特性の説明、今後の地震・津波の発生の可能性、被害の規模についてお話いただき、後発地震注意情報や最近の津波発生の状況と対応の注意点をまとめていただきました。地震に対する知識と今後の災害への備えについての意識が高まったのではないかと感じられました。
基調講演:東北大学災害科学国際研究所・今村文彦教授
「多賀城高校の防災教育について」として、宮城県多賀城高等学校の小野裕介教諭より話題提供をいただきました。全国でも2校しかない防災系学科の防災教育について貴重なお話をいただき、大震災から学んだ教訓の伝承、そして自然災害から多くの命と暮らしを守る防災リーダーの育成に、非常に心強く感じました。
話題提供:宮城県多賀城高等学校・小野裕介教諭
宮城県復興・危機管理部防災推進課からは、「第五次地震被害想定調査について」として、今後発生が想定される巨大地震・津波による被害等の情報提供を行いました。
情報提供:宮城県復興・危機管理部防災推進課
当日は135名の方々にご参加いただきました。ありがとうございました。
会場の様子
会場後方では、「3.11復旧・復興パネル」の展示を行いました。
同日開催:3.11復旧・復興パネル展
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