掲載日:2024年5月7日

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研究所の概要・沿革

要覧はこちら要覧(PDF:2,762KB)

宮城県農業・園芸総合研究所

〒981-1243
宮城県名取市高舘川上字東金剛寺1番地
Tel:022-383-8111,Fax:022-383-9907
E-mail:marc-fk@pref.miyagi.lg.jp

組織体制・施設

こちらの「研究体制図(PNG:81KB)」,施設・ほ場概要図(PDF:292KB)」を参照してください。
※岩沼分庁舎(宮城県岩沼市字東谷地1番地)での品種管理に係る業務は,平成31年4月より宮城県古川農業試験場に移管しました(業務は引き続き岩沼分庁舎で行われます)。

研究所の沿革・変遷

各部の主な業務・試験研究

総務部 Dept.of General Administration

  • 総務班は、農業・園芸総合研究所の所属職員の身分・服務・教養及び福利厚生、文書の収受・発送・編さん及び保存、令達予算・決算の経理、その他会計事務、他内部組織の分掌に属さない事務を所管しています。
  • 管理班は、公有財産の取得管理及び処分、庁舎及び農場の維持管理、会計年度任用職員の労務管理、試験研究等による生産物の処分等を所管しています。

企画調整部 Dept.of Research Planning & Management

  • 農業関係試験研究機関の中核機関として、農業試験研究推進構想の策定や推進会議の運営を行っています。また、試験研究職員の人材育成、普及関係機関及び行政等からの要望課題の集約、知的財産権の管理、試験研究成果の評価会議の開催、農業者及び農業指導者等を対象とした研修の企画立案や試験研究成果の広報、見学者の案内や図書管理、ホームページの管理・運営など、各種試験研究の総合的な企画や調整を行っています。
  • 農業関係試験研究機関が共通テーマとして取り組んでいる「アグリテックを有効活用した水田の高度利用による作付け転換・輪作体系の推進」(令和4~6年度)、「気候変動に適応した農業技術の確立と効果的な社会実装」(令和3~7年度)について、オープンラボを通じた広報活動や実証研究で得られた成果の普及のための研修会等の開催に取り組んでいます。

外部評価委員会による試験研究の評価の写真

外部評価委員会による試験研究の評価

水田を活用した大規模露地園芸推進のための排水対策研修会の写真

水田を活用した大規模露地園芸推進のための排水対策研修会の開催

情報経営部 Dept.of Information & Management

  • 情報チームは、中山間地域の農村維持・活性化に貢献しうる担い手組織等の確保・定着要件の解明に取り組みます。また、サツマイモに関する生産状況の実態調査、イチゴの種子繁殖型品種導入に関する産地意向調査、メッシュ農業気象データ等の活用について取り組みます。
  • 経営チームは、大規模露地園芸産地の実現に向け、ほ場整備地区等の土地利用型経営体が露地野菜等を導入するための経営モデルの策定と持続可能な大規模露地園芸営農システムの確立に取り組みます。また、RTK活用によるスマート農機を導入した実証経営体の導入効果の検証を行うほか、子実用とうもろこしの導入による輪作営農モデルの構築へ向けた経営評価を行います。
  • 情報及び経営チームは、次代への承継に向けた農業法人の経営体制のあり方と効果的な支援手法の解明等に取り組みます。

中山間地域維持・活性化のための話し合いの写真

中山間地域維持・活性化のための話し合い

大規模露地園芸における機械収穫調査の写真

大規模露地園芸における機械収穫調査

野菜部 Dept.of Vegetable

  • イチゴチームは、オリジナル品種「にこにこベリー」の生産拡大に向けて、炭酸ガス施用などの効果的な環境制御手法や生育モデルの検討に取り組みます。また、種子繁殖型イチゴ品種セル苗の本圃直接定植技術や新品種「みやぎi3号」の生産技術確立に取り組みます。さらに、二酸化炭素排出量削減のため、間伐材等を使用した木質バイオマスボイラーの省エネ効果等について現地ほ場での検証に取り組みます。
  • 施設野菜チームは、高度複合環境制御ハウスにおけるトマト・パプリカの長期多段取り夏越し栽培において、夏季の高温障害を回避する効果的な外気導入による昇温抑制方法や効果の検証を行います。また、冬季の化石燃料使用量の削減に向けた断熱資材の効果検証とグローパイプを活用した局所加温技術による収益性の高い果実の生産方法を明らかにするとともに、産廃税を活用してきのこ廃菌床の果菜類養液栽培への利用やバックカルチャー栽培に適した培地形状の検討に取り組みます。
  • 露地野菜チームは、水田における大規模露地園芸生産の効率化と安定化のため、エダマメやバレイショ等の実証ほにおいてカットドレーン等による補助暗渠施工による排水対策の実証やRTK基地局を活用した自動操舵農機による機械化一貫体系の実証と作業精度を検証します。また、温暖化の影響から昨今の気候変動に適応する加工・業務向け野菜の作型、品種適性、栽培方法等の検討、生産マニュアルの見直しなど、新たな生産技術の開発に取り組みます。

新品種「にこにこベリー」の栽培状況の写真

新品種「にこにこベリー」の栽培状況

高度複合環境制御ハウスでのパプリカ栽培の写真

高度複合環境制御ハウスでのパプリカ栽培

RTK基地局を活用した自動操舵機械の実演の写真

RTK基地局を活用した自動操舵機械の実演

花き・果樹部 Dept.of Flouriculture and Fruit Tree

  • 花きチームは、赤色LEDランプによるキク類の電照栽培について、地域別栽培条件の解明や効率的な照射方法の開発に取り組みます。また、環境調和型農業生産システムの構築を目指し、赤色LEDランプ昼照射、防虫ネット等物理的手法を組み合わせたキクの新たなIPM体系の実証に取り組みます。
  • 果樹チームは、リンゴ、日本ナシの収量倍増を目指した改良ジョイント樹形の開発をはじめ、気候変動に対応したブドウ・リンゴの着色促進技術や凍霜害対策技術の開発、日本ナシ新品種「みやぎn1号」の種苗確保や栽培法の開発に取り組みます。さらに、イチジク株枯病抵抗性台木「励広台1号」の県内における適応性の検証に取り組みます。

赤色LEDによるキクの開花調節試験の写真
赤色LEDによるキクの開花調節試験

リンゴのジョイント栽培の写真
リンゴのジョイント栽培

園芸環境部 Dept.of Horticultural Environments

  • 土壌環境チームは、大規模露地園芸栽培における湿害リスクの評価指標の策定、汚泥肥料の施用基準の検討や堆肥の利用拡大に向けた技術開発に取り組みます。
  • 虫害チームは、振動を活用した防除技術等の開発や、土着天敵や微生物農薬の活用技術の開発、夏秋イチゴにおける病害虫防除技術の確立に取り組みます。
  • 病害チームは、園芸作物生産地における重要病害の発生原因や対策を解明するとともに、総合的病害虫管理技術(IPM)の活用等による防除技術の開発に取り組みます。
  • 遺伝子工学チームは、開発した根こぶ病抵抗性品種の栽培法の検討や、現場で問題となっている病害虫の遺伝子診断技術等を活用した発生生態等の解明と、新たに発生が懸念されるウイルス病等の診断技術の開発及び効果的な防除への応用に取り組みます。

土壌調査の写真

湿害リスクの評価に向けた土壌調査

診断対応の写真
現地で発生した病害の診断対応

キャベツへのモンシロチョウの産卵状況確認の写真
キャベツへのモンシロチョウの産卵状況確認

電子顕微鏡によるウイルス病診断の写真

電子顕微鏡によるウイルス病診断

 

お問い合わせ先

農業・園芸総合研究所企画調整部

名取市高舘川上字東金剛寺1(代表)

電話番号:022-383-8118

ファックス番号:022-383-9907

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